昭和の時代、大阪市の南部には「帝塚山文化圏」ともいうべき文化人
たちの世界があり、そこに藤澤桓夫を中心として香り高い文芸の世界が
花開いていました。 当文化圏の文学者たちを挙げると、
(項目別五十音順)
① 旧住吉村あるいは旧住吉区に居住した、あるいは職場をもった文学者
石濱恒夫、伊東静雄、庄野英二、庄野潤三、庄野至、
長沖一、橋本多佳子、藤澤桓夫
② 帝塚山学院卒業の文学者
石濱恒夫、阪田寛夫、庄野英二、庄野潤三、庄野至、西垣脩
③ 帝塚山学院で教鞭をとった文学者
小野十三郎、佐澤波弦、島田陽子、寿岳文章、庄野英二、
杉山平一、長沖一
④ 帝塚山派文学者の基軸である藤澤桓夫・長沖一と親交があり、
かつ帝塚山文化圏との関わりをもった故人の文学者
秋田實、武田麟太郎
このような作家・詩人・俳人たちです。
帝塚山派文学学会では上記作家たちとその作品を研究、再評価し、
地域文化の活性化に資する活動を行っています。